振り込め詐欺に関するニュース記事のまとめ。

2008年11月30日日曜日

芸能事務所立ち上げたかった 資金づくりのため、誘われ、詐欺グループに 1

 10月上旬、産経新聞の警視庁担当記者宛てに1通の手紙が届いた。

 「振り込め詐欺の加害者として貴社に私を取材していただきたい」

 「振り込め詐欺をなくすために協力させていただきたい」

 都内の拘置施設に勾留中の男(52)からだった。

 留置番号「1番」と呼ばれている。

 振り込め詐欺の一種「融資保証金詐欺」の主犯格として詐欺罪で起訴された。

 産経新聞が9月28日から社会面で3回連載した『撲滅 振り込め詐欺』を読み、手紙を出したという。

 真意を聞くため、記者は拘置施設に行った。

 接見室でしばらく待つと、厚さ1センチほどの強化プラスチック板の向こうに、ほほ笑みをたたえた男が姿を見せた。短く刈られた白髪交じりの髪、地味なスエットの上下姿。

 「はじめまして」

 声には意外なほどに張りがあった。

 「私は今、反省し再社会化するために、無謀にも手紙を書きました」

 起訴状などによると、男は架空の金融業者を装い、多重債務者に融資申し込みを募るダイレクトメールを送付。昨年9月20日、岐阜市内の女性(30)に「保証金を支払えば融資が可能」などとうそを言い、現金8万円を振り込ませた。

 多重債務者から融資の保証金名目で金を巻き上げる典型的な融資保証金詐欺だ。同様の手口で計324万円をだまし取ったとして、今年3月から10月22日までに計7回、東京地裁に起訴されている。

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