振り込め詐欺に関するニュース記事のまとめ。

2008年12月9日火曜日

回収役グループ、3人目の容疑者逮捕

 孫がトラブルに巻き込まれたなどと思い込ませ、代理人を装い自宅まで訪れ女性から現金をだまし取ったとして、県警捜査2課と前橋署は21日、東京都江戸川区一之江3、削り工、中村明容疑者(45)を詐欺容疑で逮捕した。中村容疑者は振り込め詐欺の現金回収役グループの1人で、メンバーの逮捕は3人目。関東近県で約15件、被害額計5000万円以上に上る詐欺事件に関与したとみられ、余罪を追及する。

 調べでは、中村容疑者は、電話をかける「だまし役」グループと共謀し、9月5日午前、新潟市の無職女性(78)方に孫を装い「保証人になってお金がいる。今日中に必要。僕の代わりの人が行くから」などと電話した。

 さらに同日午後1時半ごろ、女性方の西側車庫内で、回収役グループの東京都江東区亀戸9、指定暴力団極東会系組員、斎藤隆雄被告(35)=詐欺罪などで既に起訴=と住所不定、無職、川口辰見被告(44)=同=らと共謀して現金300万円をだまし取った疑い。中村容疑者は現場に行ったことについては認めているという。

2008年12月8日月曜日

「国際版」振り込め詐欺?中国人留学生の実家に修理代要求

 神戸市に住む中国人留学生の実家に先月、「息子がパソコンを壊したので監禁した。修理代を払え」と要求する電話があり、兵庫県警が学生を捜す騒ぎがあった。
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 学生は無事で電話の内容は虚偽とわかり、金も支払わずに済んだが、中国では別の留学生の実家にも同様の電話があったという。

 振り込め詐欺の“国際版”ともいえる犯行で、外国人留学生を支援する財団法人「日本語教育振興協会」(東京都)は日本語学校などに注意を呼びかけている。

 県警や日本語学校の関係者によると、10月16日、中国・福建省福州市にある留学生の実家に男の声で中国語の電話があり、「あなたの息子がインターネットカフェで暴れてパソコンを壊したので、地下室に閉じこめている。金を払わないと息子を海に沈める」などと脅し、2万5000元(約35万円)を中国の地元銀行の口座に振り込むよう要求。

 息子を名乗る男も電話口で、泣きながら助けを求めた。男の声には福建省特有のなまりがあったという。

 留学生は来日したばかりで、連絡が取れなかったため、母親が留学仲介会社などを通じて兵庫県警に通報。

 県警は神戸市内を捜索し、留学生を見つけ、詐欺は未遂に終わった。

 捜査員の一人は「日本で振り込め詐欺が多発していることを知った現地の中国人が手口をまね、比較的、裕福とみられる留学生宅を狙っているのではないか」と話している。

2008年12月7日日曜日

振り込め詐欺

2008年11月24日、韓国聨合ニュースによると、韓国で「振り込め詐欺」を働いた中国人留学生5人が逮捕された。5人はいずれも大学院の修士もしくは博士課程に在籍するエリート。生活費を稼ぐために犯行に及んだという。環球時報が伝えた。

韓国の警察当局によると、5人は毎日「振り込め詐欺」を繰り返し、引き出した金を詐欺グループに渡すことで、20万ウォン~30万ウォン(約1万 2000円~約1万9000円)を報酬としてもらっていた。今年9月頃からこれまでに渡した額は、毎日平均4000万ウォン(約250万円)、計16億ウォン(約1億円)に及ぶ。動機は「生活費を稼ぎたかった」としているが、韓国警察は「似たような事例は全国各地に広がっているはず」と警戒を強めている。

韓国では最近、中国人留学生による「振り込め詐欺」事件が急増中。8月には、公務員を装って指定する口座に送金を指示する手口で数億ウォンを騙し取った7人を逮捕。10月には健康保険事務所の職員を装って大金を騙し取った中国人留学生に、1年6か月の判決が言い渡されている。

2008年12月6日土曜日

制止振り切り15%が振り込め被害に

 振り込め詐欺事件の被害者のうち、金融機関の窓口やATMで「振込先は大丈夫ですか?」と職員から念押しされながら被害に遭ってしまった人が約15%いることが、県警のまとめで分かった。事件の頻発を知っていても、いざ自分の身に降り掛かると「振り込まないと大変なことになる」と思い込んでしまう人が多かったという。

 アンケートは全国の警察が緊急対策を実施した10月、県警に被害相談などをした男女115人を対象に実施。現金をだまし取られた53人から回答を得た。このうち、64%が50代以上。1人を除き、振り込め詐欺が相次いでいることは知っていたが、77%が「疑うことをしなかった」と回答した。

 15%に当たる8人が職員から注意を受けたが、犯人に「声を掛けられた際は『家の改築費用だ』と答えて」と指示されたことから、制止を振り切って振り込んでしまったという。

 県警によると、10月の振り込め詐欺認知件数は前月比27件減の62件(被害額約7300万円)と大幅に減少。一方、警察官や銀行協会職員をかたり通帳やカードを持ち去る訪問型の詐欺が増えており、手口の変化に注意を呼び掛けている。

2008年12月5日金曜日

「被害者の方に申し上げたいことがある」

 男は逮捕されてから、250日が過ぎようとしている。

 詐欺を繰り返す“日常”が一変したのは今年2月27日のこと。日課の朝のコーヒーを飲もうとしたとき、玄関のベルが鳴った。警視庁の捜査員だった。

 「逮捕状が出ています」

 共犯者の供述で、男の関与が浮かび上がったのだった。

 「『あいつ、最近いないな』と思ったら逮捕されていて、私の名前を話していたんだ。私は本名を使っていたから、簡単に分かってしまった」

 詐欺罪での起訴はほぼ終わり、公判が始まっている。

 「私が司法の場で裁きを受けるのは当然。私を失った妻や娘は社会的な制裁を受けた」

 それでも男は口を開いた。報道機関にきれいごとを言って裁判所の心証を良くしようとしているのか、改心の一環なのか、真意は分からないが、「被害を抑止することが願いで、究極の目標はすべての詐欺被害の撲滅」と強調する。

 「私は被害者の方に申し上げたいことがある」

 前置きし、語った。

 「だます側も幼稚な手口だが、だまされる側も大人の姿をした幼稚ないじめられっ子だ。普通の社会人ならとても引っかからないような言葉でだまされるわけだから、被害者にも責任はある。この現実から逃げていたら被害の撲滅などありえない。幼稚なトークにだまされてはいけない。自分のお金は自分で守らなくてはいけないと思う」

 だます側がいて初めてだまされる人が生まれる。数々の男の言葉は被害者にとって身勝手な言い分だが、拘置施設で「1番」と呼ばれる男は、それが被害者への「冒涜(ぼうとく)」だと認識している。

2008年12月4日木曜日

振り込め詐欺をバックアップする「道具屋」

 これら詐欺行為を支援するのが携帯電話や銀行口座といった犯行に必要なものを提供する「道具屋」だ。警察庁は全国の警察に道具屋の積極的な摘発を指示している。

 「道具屋とは警察が勝手に作った言葉。犯行グループの道具は細分化していて多岐にわたる」

 「携帯屋、口座屋、名簿屋、代行屋、印刷屋、まき屋、転送屋、私設私書箱などだ。こういった連中がグループに群がって犯行を支える。振り込めは大きな産業になっているといえる」

 融資保証金詐欺と架空請求詐欺の場合、ダイレクトメールや手紙を送るため、名簿屋から購入する「多重債務者名簿」が必要不可欠となる。

 「名簿屋は、ヤミ金上がりの若者が店から持ち出したデータを売るケースから本格的な業者までピンキリ。オレオレ詐欺や還付金詐欺の場合、高齢者のリストで十分足りるからさほど重要ではない。最近では名簿屋を使わず、通常の電話帳や電話番号が収録されたパソコンソフトを使って、片っ端から電話する犯人も多いと聞く」

 犯行グループが重宝するのが代行屋だ。

 「箱、いわゆる事務所を借りる際の名義貸しを行う業者だ。手数料は家賃の4カ月分が相場。月々の予算からも上前を取る。だから10件もこなせば相当なもうけになる」

2008年12月3日水曜日

源流はヤミ金

 「融資保証金詐欺だけでなく、あらゆる振り込め詐欺の手口に精通した」

 都内の拘置施設に勾留されている男(52)=詐欺罪で起訴=はこう豪語する。

 「振り込め詐欺が社会問題になったのは平成15~16年ごろからだと思うが、それ以前の社会問題にヤミ金があった」

 法定金利の上限を大幅に超える金利で貸し付ける無許可の金融業者「ヤミ金」の“残党”が始めたのが振り込め詐欺のルーツだという。

 「あるグループがヤミ金で使った多重債務者のリストを利用し、さらに金をだまし取ることを考え、始めた。これが融資保証金詐欺の発端だ」

 振り込め詐欺はヤミ金に続き、大きな社会問題となった。

 「振り込め詐欺をやっている連中も、元ヤミ金出身者が多い。そういった連中が地元のワル仲間を“業界”に誘ってグループを大きくしていった」

 金も高級ブランド品も簡単に手に入るから、なかなか足を洗えないという。

 「オレオレ詐欺や還付金詐欺の場合、1人が1日100~500人に電話するのが一般的だが、電話をかけるだけだから若者にもやりやすい。融資保証金詐欺はダイレクトメールを送って備える“待ち”の詐欺だが、郵送費など軍資金が必要になる。ある程度の組織をつくらないといけない」

 男は自分の共犯だった若者たちを見て、「悪意のなさ」に驚いたという。

 「最初は『だませるのか』と不安があっても、先輩の指導の下、いとも簡単にだませてしまう。自分のやっていることが悪いことという認識がなくなっている。『だまされる大人たちが悪い』と言わんばかりだよ」

2008年12月2日火曜日

300万円融資希望者から1600万円詐取「お笑いネタだ」

 「ダイレクトメールに応じてきた客に対し、『保証人がいない場合、当社が保証人を付けますので大丈夫』などとうそを言って、手数料名目で最初に10万~15万円を目安に請求する。『このお金はお客さまへのご融資の際に全額お返しします』とも付け加える」

 接見、手紙でのやりとりを重ねるにつれ、男は具体的な手口を明かしてきた。

 「融資希望額100万円で申し込んできた客が2日間で6~7回だまされ、手数料や保証料やらで1000万円以上を振り込まされることもある」。300万円の融資を希望しながら、1600万円を巻き上げられた被害者も知っているという。

 警察庁によると、今年の融資保証金詐欺の被害額は9月末時点で29億8374万円。前年同期比で約1億円増。振り込め詐欺の中でも被害者を徹底的に食い物にすることから、悪質といわれる。

 それでなくても多重債務者や零細企業経営者ら金に困っている人を標的にするため、大阪や新潟では被害者が自殺に追い込まれたケースもあった。

 「そんなに現金があるのになぜ300万円の融資を申し込んできたかはナゾだが、われわれの中ではお笑いネタになっていた」

 男は18年12月、芸能プロを設立する夢をかなえた。被害者を踏み台にした“汚れた夢”だった。

2008年12月1日月曜日

振り込め詐欺会社の運営費用は月600万円だった

 「やはりお金ということでしょうか」

 男が振り込め詐欺犯になった理由は金だった。

 男は昭和60年代のバブル期以降、不動産業を営んでいたが、会社をたたみ、平成18年に芸能事務所を立ち上げようとしていた。

 設立資金がほしかった時期に声をかけてきたのが「知り合いの男」だった。

 「共犯に関することは公判中なので詳しく述べることは差し控えたい」

 男はこの人物について多くを語らないが、地下社会に精通した者だったという。

 「私はそれまで逮捕歴もなければ、世間に後ろめたいことをしたこともなかった。話を持ちかけられたとき、冷静な判断ができなかったのだろう」

 「知り合いの男」の誘いは振り込め詐欺のリーダーになることだった。

 話に乗った。

 「すでに運営が始まっているグループを引き受けた。いわば“振り込め会社”を引き継いだようなもの。グループの運営費はダイレクトメール費などで月600万円かかった」

 男の役割は収益金管理。ダイレクトメールを発送する役、電話を受けるだまし役ら共犯者を“新規募集”する際には「手配師」と呼ばれる人物に依頼した。

 「手配師は警察が言う道具屋のひとつで、振り込め詐欺の“人材”を提供する業者。そうした業者の紹介は知り合いの男から受けた」

 男はその後、複数のグループを“買収”して傘下に収め、手広く振り込め詐欺を展開するようになった。

 「一般論で言うと、融資保証金詐欺の一つの“店舗”の純利益は月2000万~3000万円。私はそれほど稼いでなかったが、若者たちにはきちんと分配していた。いいリーダーだったと思うよ」

2008年11月30日日曜日

芸能事務所立ち上げたかった 資金づくりのため、誘われ、詐欺グループに 1

 10月上旬、産経新聞の警視庁担当記者宛てに1通の手紙が届いた。

 「振り込め詐欺の加害者として貴社に私を取材していただきたい」

 「振り込め詐欺をなくすために協力させていただきたい」

 都内の拘置施設に勾留中の男(52)からだった。

 留置番号「1番」と呼ばれている。

 振り込め詐欺の一種「融資保証金詐欺」の主犯格として詐欺罪で起訴された。

 産経新聞が9月28日から社会面で3回連載した『撲滅 振り込め詐欺』を読み、手紙を出したという。

 真意を聞くため、記者は拘置施設に行った。

 接見室でしばらく待つと、厚さ1センチほどの強化プラスチック板の向こうに、ほほ笑みをたたえた男が姿を見せた。短く刈られた白髪交じりの髪、地味なスエットの上下姿。

 「はじめまして」

 声には意外なほどに張りがあった。

 「私は今、反省し再社会化するために、無謀にも手紙を書きました」

 起訴状などによると、男は架空の金融業者を装い、多重債務者に融資申し込みを募るダイレクトメールを送付。昨年9月20日、岐阜市内の女性(30)に「保証金を支払えば融資が可能」などとうそを言い、現金8万円を振り込ませた。

 多重債務者から融資の保証金名目で金を巻き上げる典型的な融資保証金詐欺だ。同様の手口で計324万円をだまし取ったとして、今年3月から10月22日までに計7回、東京地裁に起訴されている。

2008年11月29日土曜日

防止マスター制度始まる 研修会と交付式

 振り込め詐欺被害を防ぐため、県警が金融機関の行員や職員を防犯対策の責任者(マスター)に任命する「振り込め詐欺被害防止マスター」制度が始まり、武蔵野銀行本店(さいたま市大宮区)で14日、第1回のマスター研修会と指定書交付式が行われた。

 県警によると、振り込め詐欺対策に特化した責任者を民間に設けるのは全国初。県内では今年、13日現在で約21億1000万円(1387件)の被害があり、うち8割が金融機関のATM(現金自動受払機)や窓口から振り込まれている。徹底した被害防止には官民一体となった対策が必要として制度が設けられた。マスター任命者は同じ金融機関内で、行員や職員らに防犯指導を行う。

 この日の研修会には、同行の全91支店の次長ら114人が参加。詐欺の手法や被害者の心理状況の分析、被害を想定した模擬訓練などが約1時間半行われた。研修後には県警からマスターの指定書と腕章が交付され、八潮支店の杉本勉次長は「今日学んだことを支店全体に伝え、一件も被害がないようにしたい」と話した。

2008年11月28日金曜日

振り込め詐欺相談:24時間受け付けへ-札幌中央署

 振り込め詐欺と疑われる不審電話がかかってきた際、24時間態勢で相談を受け付けようと、札幌中央署は15日~来年2月20日までの約3カ月間、専用の携帯電話を設置する。当面は同署管内の老人クラブ14団体約400人に番号を公開する。

 携帯電話は同署ホームページに似顔絵が公開されている生活安全1課の職員6人が交代で持ち歩く。同署によると、道内の振り込め詐欺被害は今年1~10月末までに484件(前年同期比258件増)発生。被害総額は計約5億5000万円(同約1億5000万円増)に上っている。同課は「振り込め詐欺だけでなく、悪質な訪問販売など不審なことがあったら気軽に相談してほしい」と話している。問い合わせは同署(011・242・0110)まで。

2008年11月27日木曜日

不審電話受け、防止講習

 県立沼田高校の卒業生方に息子を装う男から不審な電話が相次ぎ、2件の振り込め詐欺被害が出ていることを受け、沼田署は14日、沼田市西原新町の群馬銀行沼田支店(青柳英昭支店長)で振り込め詐欺の「水際防止講習」を開いた。

 講習は詐欺被害の疑いがある顧客に注意喚起を徹底することや、どのような場合に警察に通報するかなど、銀行の対応能力を高めるのが狙い。窓口とATM(現金自動受払機)操作段階での実践訓練もあった。

 沼田署管内では沼田市の公務員の女性(57)と昭和村の農業の男性(63)が、いずれも息子を装う男からの電話で詐欺被害に遭っている。この2件の被害の他にも、同署には14日までに33件の相談が寄せられている。相談はいずれも沼田高校卒業生の実家から寄せられており、中でも97年度が多いという。

2008年11月26日水曜日

通帳など売買の4容疑者を逮捕

 振り込め詐欺に使う通帳などが売買された事件で、旭川東署は13日、旭川市東光10の4、無職、宮崎千江子(53)▽同市末広東3の3、会社員、宮崎正人(25)▽同所、同、山崎真純(21)▽赤平市昭和町3、飲食店従業員、小川裕将(22)の4容疑者を詐欺容疑で逮捕した。

 調べでは、4人は旭川市豊岡5の1、コンサルタント会社経営、山内和彦被告(36)=犯罪収益移転防止法違反罪で起訴=から持ちかけられ1~2月、銀行で計8口座を開設し通帳やキャッシュカードを売り渡した疑い。

 山内被告が通帳などを調達した口座は30を超え、振り込め詐欺グループから140万円余りを報酬として受け取った。関東を中心に23口座が詐欺に使われ、被害額は1000万円以上に上っているという。

2008年11月25日火曜日

トラフィカ京カード:振り込め詐欺被害防止を呼び掛け

 振り込め詐欺被害の防止を呼びかけるデザインの「トラフィカ京(みやこ)カード」(プリペイド式乗車券)が17日から発売される。府警が京都市交通局と協力し、幅広い世代が利用する市営地下鉄や市バスの乗客に注意を促す狙いだ。

 「ストップ・ザ・振り込め詐欺!」のメッセージ入りで、3000円と1000円の2種。市営地下鉄の京都駅や四条駅、北大路駅など10駅の自動券売機で、計約1万枚が販売される。

 府警によると、今年1月~10月末の府内の振り込め詐欺被害の認知件数は275件(前年同期比約1・7倍)で、被害金額は計約2億9060万円(同約1・5倍)と大幅に増加。府警は「『振り込め』と言われたら、まず詐欺を疑って」と注意を呼びかけている。

振り込め詐欺、150万円被害 /群馬

 13日午後5時ごろ、館林市の無職女性(65)方に会社員の息子(41)を装う男から「携帯を替えた」などと電話があった。男は14日午前10時ごろ、さらに「交際している女子高生が妊娠した。話し合いの際、けがをさせた。示談金で100万~150万円必要」などと電話し、女性は同市内の金融機関のATM(現金自動受払機)から指定口座に150万円振り込んだ。同日夕、息子と連絡が取れ、詐欺だったと気付いた。

2008年11月24日月曜日

「振り込め詐欺検知システム」で成果 りそなHD

りそなホールディングス(HD)は、振り込め詐欺の検知システムを導入し、成果をあげている。りそなHDは、以前から振り込め詐欺対策として、預金者の口座のある支店から離れた場所で限度額いっぱいに現金を引き出すなどの疑わしい取引のデータを抽出して分析していた。このシステムに、りそなHDの金融マーケティング研究所が新たに、預金者の取引履歴からトレンドを解析して短時間で口座の不審な動きをとらえて抽出、アラームを鳴らして知らせる仕組みにした。2008年9月から運用しており、疑わしい口座を抽出する確率は、従来の5%から60%と飛躍的に上昇した。

銀行界は警察と協力して、振り込め詐欺の防止に努めており、08年9~10月は振り込め詐欺撲滅月間として取り組んでいた。新システムによって、預金者の安心感を高める。

2008年11月23日日曜日

振り込め詐欺:おれおれ詐欺で390万円の被害--高崎の80歳男性

 8日、高崎市の無職男性(80)が振り込め詐欺で390万円をだまし取られたと高崎署に届け出た。

 同署の調べでは、5日午前、次男を装った男から「株で損をした。会社をクビになる」と電話があり、男性は市内の銀行ATM(現金自動受払機)から指定の口座に190万円を振り込んだ。7日に再び電話があり、男性は200万円を同じ口座に振り込んだ。8日に次男が帰省し、詐欺と気付いたという。

2008年11月22日土曜日

りそな、短時間で不正取引発見 振り込め詐欺対策

 りそなホールディングスは振り込め詐欺を検知する新しいシステムを開発した。大量のデータを処理する統計手法を活用し、疑いのある取引の中から不正取引を短時間で発見する。振り込め詐欺は銀行界と警察が連携して摘発を強化しており、新しい手法で顧客の安心感を高める狙いだ。

 りそなは従来、「口座のある営業店から離れた場所で限度額いっぱいを引き出す」といった疑わしい取引をデータ処理で抽出していた。ただ、こうした分類では対象となる取引数が大量になり、不正取引をつかまえる確率は低くなりがちだった。

11月9日

2008年11月21日金曜日

振り込め詐欺:「注意を」 「ATM前での会話」で警告音

 ◇音声感知装置を設置
 携帯電話を使った振り込め詐欺を防ごうと島根銀行は、現金自動受払機(ATM)の前で会話をすると警告音が流れる装置の運用を一部の店舗で始めた。県警との合同の取り組みで、音声を感じて注意を促す装置を設けるのは全国で初めて。

 装置には音声センサーと人感センサーを設置。携帯電話で会話をしながらATMを操作することを想定し、両方のセンサーが同時作動した時に「還付金詐欺、振り込め詐欺にご注意ください」というメッセージが流れるように工夫した。ただどんな会話にも反応してしまうのが問題点になっている。

 この装置は、還付金詐欺が増えた6月下旬に出雲市内の通信機器製造会社が開発に着手した。携帯電話の電波を感じる装置は、全国100カ所以上のATMにすでに導入されているが1台約20万円と高額。新たに開発した装置は、普及しやすいように3万円程度に抑えている。

 今年に入り212万円の振り込め詐欺被害のあった島根銀行の須藤規夫業務管理グループ次長は「新たな手口が次々と出てくるが、少しでも振り込め詐欺の抑止につなげたい」と話している。

2008年11月20日木曜日

振り込め詐欺被害78件認知県警、1月から10月まで

 佐賀県警は、「振り込め詐欺撲滅強化月間」として取り組んだ10月の集中取り締まりの実施結果を発表した。

 県警生活安全企画課によると、県内の10月中の振り込め詐欺被害の認知件数は7件で、被害額は約490万円。1月から10月までの被害は78件で、95件だった昨年同期より17件減ったものの、被害額は約9400万円で、約2100万円増えた。

 佐賀県警は強化月間中、振り込め詐欺被害を防ぐため、警察官による金融機関への立ち寄りや、ATM(現金自動預け払い機)設置場所での利用者への声かけなどを実施。警察官や市民による啓発のための寸劇の上演、広報活動をする「ガードリーダー」の老人会、婦人会への委嘱も行った。

 同課によると、県内で昨年、金融機関や市民の声かけで振り込め詐欺を防いだのは2件だったが、今年は10月末までにすでに13件。強化月間は、官民が協力して被害防止に取り組むきっかけになったという。同課は「振り込め詐欺が身近な犯罪だと認識してもらうため、今後も広報に努めたい」としている。

 一方、県警捜査2課は、振り込め詐欺をやりにくくする環境づくりを目的に、犯行に使う道具の提供者の集中取り締まりを実施。振り込め詐欺に使われた通帳を作ったとして、詐欺などの疑いで7人を逮捕したと発表した。本人確認法違反の適用や犯人グループの特定につなげたいとしている。

2008年11月19日水曜日

「慌てて振り込まないように」振り込め詐欺防止ビデオを伊予銀行が制作

 けっして慌ててお金を振り込まないように! NPO法人「ポリスチャンネル」では、伊予銀行が制作した「これが振り込め詐欺だ~具体的事例をもとに~」の配信を開始した。

 「これが振り込め詐欺だ~具体的事例をもとに~」は、伊予銀行が警察庁の「振り込め詐欺対策強化月間(平成20年10月)」と協調した取り組みの一つとして、愛媛県警察の監修の下で制作。“オレオレ詐欺”、“還付金詐欺”、“融資保証金詐欺”という典型的な3パターンの実演と解説で構成されている。

 18分ほどの全編を一気に見ることができるほか、“オレオレ詐欺”、“還付金詐欺”、“融資保証金詐欺”という事案別にも視聴可能。警察庁の対策強化にもかかわらず、相変わらず被害が絶えない振り込め詐欺を防止するために具体的な手口を公開している。

2008年11月18日火曜日

振り込め詐欺容疑、神戸の山口組系事務所を捜索

2008年11月10日

 指定暴力団山口組系の暴力団組員が振り込め詐欺に関与していたとして、警視庁は10日朝、神戸市須磨区にある同組系の健国会本部事務所に詐欺容疑で家宅捜索に入った。同庁は10月、同会幹部の大川晃司容疑者(24)=東京都新宿区=と無職の男(21)=同練馬区=を同容疑で逮捕しており、詐取金が組の資金源になっていた可能性が高いとみて、組織的な関与がなかったか調べる。

 事務所には午前9時ごろ、捜査員数十人が2台のバスなどで到着。入り口で令状を示し、数分間の押し問答の末、室内に入った。

 亀有署や組織犯罪対策4課などによると、大川容疑者らは8月20日、福島県郡山市の女性(63)に電話をかけ、息子を装って「会社の株券が入ったバッグを落とした。金を払わないとクビになる」と偽り、翌日、2回計274万円を振り込ませてだまし取ったとして、10月28日に逮捕された。グループには少なくとも別に3人がかかわり、6月以降、少なくとも2件、計約600万円の振り込め詐欺に関与したとみている。

 健国会は山口組山健組傘下の有力団体。警察当局によると、組員約450人の勢力を持ち、東京など首都圏にも活動拠点がある。

2008年11月17日月曜日

「振り込め詐欺撲滅月間」の10月、全国被害総額が2008年のピーク時に比べ46.6%減少

「振り込め詐欺撲滅月間」の10月、全国で起きた振り込め詐欺の被害総額が、2008年のピーク時に比べ、半分近くに減少したことが警察庁のまとめでわかった。
警察庁によると、「振り込め詐欺撲滅月間」として、ATM(現金自動預払機)周辺の対策などを強化した10月の振り込め詐欺の認知件数は、全国で1,297件、被害総額は15億7,156万円余りだった。
2008年の被害のピークだった「3月から6月のひと月平均」に比べると、件数は38.1%減少し、被害総額では46.6%の減少となった。
このうち、税金などの還付を装う「還付金詐欺」が85%減少している。
一方で、郵便の小包サービス「EXPACK(エクスパック)」を悪用して現金を送付させる手口が増えていて、警察庁は「今後も、官民一体となった対策を息長く進めることが不可欠だ」としている。

2008年11月16日日曜日

振り込め詐欺撲滅へ『落語刑事』大奮闘!

急増する振り込め詐欺の被害を防ぐため、三重県警は落語で振り込め詐欺の手口を説明する「被害防止啓発落語」のDVDを制作、病院や老人会などの団体を対象に貸し出している。

三重県警は、振り込め詐欺の被害者の多くが高齢者であることから、親しみやすい落語で「おれおれ詐欺」や「還付金詐欺」などの手口を説明して、振り込め詐欺の被害を食い止めたいとしている。
「被害防止啓発落語」を演じているのは、三重県警刑事部機動捜査隊の中隊長・奥山峰弘警部(48)。芸名は「振り込めって?ダメダヨ~!」のもじりで「振り込め亭駄目太夫」。羽織はかま姿で高座に上がり、軽妙な語り口は本物の噺家だ。

DVDは三重県内をはじめ、北海道や関東地方からも貸し出しの依頼が来るほどの人気で、高齢者の会合や、バス旅行などで上映され好評を得ている。貸し出しを希望するには、三重県警のオフィシャルサイトから「落語DVD利用申請書」をダウンロードして申し込む。
DVDの貸し出しは団体が対象だが、三重県警のオフィシャルサイトでもこの「被害防止啓発落語」を配信しているので、個人でも見ることができる。自宅に高齢者がいる家庭では、家族みんなで楽しみながら、被害防止に役立てるのも一案だ。

また、三重県警オフィシャルサイトの「振り込め詐欺に注意しましょう!!」では、「新たな手口紹介コーナー」など振り込め詐欺被害防止に役立つ情報がたくさんあるので是非見ておきたい。

「振り込め詐欺被害防止啓発落語」

2008年11月15日土曜日

振り込め詐欺コラム

 「お金を払い戻しするから―」などと言って、逆に金を払い込ませる詐欺が横行している。

 ▽田辺市の高齢の女性が現金自動預払機(ATM)を操作させられて、約180万円をだまし取られた事件は、社会保険庁の職員を名乗る男から、医療費の還付金があると言われて本気にしてしまった。こういった「還付金等詐欺」は今急増しているそうだ。

 ▽「お金を返します」とまことしやかに言われると、ついその気になるのだろう。役所であろうと警察であろうと、電話で金の話を言い出すときは「くさい!」とまず疑う。これは振り込め詐欺全般に当てはまる。

 ▽和歌山県警の資料によると、「還付金等詐欺」は、一昨年は1件だけだったのが、昨年は21件と急増して、被害金額も2110万円になっている。それがまた、今年に入って急激に増え、23日までの件数は47件で、被害総額は5500万円に上っている。

 ▽「還付金等詐欺」はうまくいくというので、詐欺師たちは県の職員や市の職員を装ったりして、あの手この手と、多彩な手口を考え出す。

 ▽詐欺師の舌先三寸に乗らないためには、県や市などといった「公的な機関が、還付金などの説明で電話をかけることはない」ということ。次に「ATMの操作を求めることもない」。そして「電話がきたら、ATMへ行く前に家族や警察に相談する」ということをしっかりと頭に入れておくことが肝要だ。

2008年11月14日金曜日

振り込め詐欺コラム

 テレビの人気キャスターみのもんたさんが朝の自分の番組で大声を上げていた。「何だこれは!」。番組スタッフが手に入れたという振り込め詐欺のマニュアル。手口の巧みさに驚いているかと思いきや、その内容の稚拙さに「漢字ぐらいまともに書けよ」◆テレビに映し出されたその手書きマニュアルの誤字脱字の多さにこちらも笑ってしまった。「上場企業」が「上々企業」、「値上げ」が「直上げ」、「困った」が「固まった」に。やつらはこんなものを手に電話の向こうから善良な市民をだまし、大切なお金を巻き上げているのか◆家族の名をかたり、うそ泣きしながら「事故を起こした、どうしよう。会社に知られるとクビになる。示談金を貸して」などと大金の振り込みを誘導していく。こんなさもしい詐欺が世に知られて久しい。その度に注意を呼び掛けているのに相変わらず多発している◆全国一斉「振り込め詐欺撲滅月間」である。全国各地で被害防止のための啓発キャンペーンが展開されているが、きのうの本紙には警視庁警察官が警戒中の都内の現金自動預払機(ATM)で1日に4件、約750万円が被害に-という記事もあった◆対策をあざ笑うかのような不届きな犯行。恥を忍んで公表したという警視庁の不手際はともかく、どうしてこうも被害が多いのか。1年間に全国で二百数十億円、県内でも今年九月末現在で71件、約8800万円が詐取され、すでに昨年1年間の被害総額を上回っているという。少し冷静になれば見破られると思うのだが、そうはいかないのか◆うそ八百、元手なしの悪巧み。肉親の情愛の深さにつけ込み大切な“虎の子”をだまし取る心貧しきやからを許してはいけない。

2008年11月13日木曜日

振り込め詐欺コラム

 息子の銀行口座にまとまったお金を振り込もうとした女性が閉口したそうだ。「本当に息子さんでしょうね」と行員が何度も念を押す。「戸籍謄本を持って行けばよかったかしら」と苦笑したという

▼こんな話もある。おれおれ詐欺を未然に防いだ知人の体験談。高校生の息子に似た声の電話が実家にあり「自転車で女性とぶつかって、けがを負わせた。治療費と示談金を要求されている」

▼実家から連絡を受け、慌てて学校にいるはずの息子の携帯電話にダイヤルすると、本人が出て「そんな話は知らない」。知人は「たまたま休み時間だったため、息子は電話に出ることができた。連絡がつかなければ、うろたえたかもしれない」と振り返る

▼警視庁の調査ではおれおれ詐欺の被害者の3割が行員の忠告や制止を振り切って送金していた。全員が振り込め詐欺を知っていたにもかかわらずだ。それほど手口は巧妙化しているということだろう

▼年金支給日の一昨日、現金自動預払機(ATM)の集中警戒日として、全国5万6000人の警察官が動員され、訪れた高齢者らに注意を呼びかけた。そんな厳戒の中でも3件、600万円の被害があった。犯人のふてぶてしさを感じる

▼普段は冷静な人でも、身内に事件や事故が起きると、うろたえることがある。ましてお年寄りならなおさらだ。いかに警戒を厳しくし、あの手この手で対策を講じても、悪知恵にたけた輩(やから)は、それをかいくぐって忍び寄る。腹立たしいこと、この上ない。

2008年11月12日水曜日

国民年金保険料督促 振り込め詐欺と誤解

2008年10月28日

 社保事務局今月から 民間委託広報怠る
 国民年金保険料の未納者への督促業務を、群馬社会保険事務局が今月から民間業者に委託したところ、周知が不十分で、未納者から「振り込め詐欺ではないか」との問い合わせが数件寄せられていたことが27日、わかった。

 委託は、公共サービスの一部を民間企業に担わせる「市場化テスト」の一環。同事務局は、前橋、太田の両社会保険事務所管内の保険料未納者約8万人(9月末現在)について、コールセンター運営大手「もしもしホットライン」(東京都)に、電話や戸別訪問などによる納付の催促や収納業務を委託していた。

 「振り込め詐欺」との誤解を招いたことから、同事務局は27日、「委託を実施しています」との文書を報道機関に配布してPR。「市町村には連絡したが、一般向け広報が後回しになったのは、事務処理の不手際だった」と認めている。

2008年11月11日火曜日

振り込め詐欺コラム

 手を替え品を替え巧みに忍び寄ってくる。振り込め詐欺の魔の手である。警察庁は今月を「撲滅月間」として取り締まりを強めている。

 重点は被害が圧倒的に多い現金自動預払機(ATM)の悪用。中でも「還付金詐欺」は要注意だ。公的機関の職員を名乗り、還付金があるからATMで受け取るよう持ち掛ける。携帯電話で機械操作を指示して現金をだまし取る手口だ。

 「おれおれ詐欺」のように金を払い込むのでなく、金が戻るという言葉に警戒心を緩めてしまう。「手口は知っていたが、まさか自分が」と悔やむ被害者もいる。先入観やちょっとした油断がつけ込まれる。

 月間中、全国の警察官らの警戒や利用者への呼び掛けで被害件数は大幅に減っている。だが撲滅には程遠い。一方で捜査中の警察官を装って電話した後、被害者宅を訪れて通帳やキャッシュカードを受け取り暗証番号を聞き出すなどの手口も急増中という。

 金融機関の窓口からATM、そして次の手段へ。犯人たちの抜け道探しとのいたちごっこが続く。振り込め詐欺の撲滅には、行く手をふさぐさらなる知恵と対策が求められる。

 景気の減速や殺伐とした世相の中で被害の増加が懸念される。個々人が注意を払うのはもちろん、関係機関の連携や周囲の目など包囲網づくりが欠かせない。

2008年11月10日月曜日

テーマは振り込め詐欺 「劇団あさくら」奮闘中 役者は8人の警察官 後絶たぬ被害 撲滅願い舞台へ

2008年10月28日

 高齢者の被害が後を絶たない振り込め詐欺事件。子や孫を思う心に付け込んだ事件を少しでも防ごうと、朝倉署(石井直行署長)の警察官有志が「劇団あさくら」を旗揚げし、高齢者が集まる会場で事件を題材にした演劇を披露している。警察官と役者の“二足のわらじ”。ユーモアはもちろん、説得力のある迫真の演技が評判を呼び、公演依頼も相次ぐ。「事件を身近な問題と考えてもらえれば」。被害の撲滅を願って会場に足を運び、舞台に立つ。

 「オレオレ、分かるやろ」「えーっと、太郎ね」「そうそう、太郎たい」。

 8日、筑前町のJA筑前あさくら夜須支店であった「劇団あさくら」の公演。犯人役と祖母役の警察官の軽妙なやりとりに、会場を埋めた約50人のお年寄りから笑い声が上がった。

 孫を装った犯人が被害者の祖母に電話し、交通事故を理由に示談金を振り込ませるストーリー。祖母が、銀行前で警察官と偶然出会い、事情を明かしたため被害は未然に防げたという設定だ。

 「これまで事件は『人ごと』と思っていました」。公演後、同町下高場の主婦平田節子さん(64)は打ち明けた。平田さんには6人の孫がいるという。「次は『わが身』かもしれない。演じるのが警察官の方だけに、心に響くものがありました」

 「劇団あさくら」は若手署員の発案で、今年5月に誕生した。「警察劇団」は珍しいが、朝倉署の管轄面積が県内警察署で最も広いことから、「地域との接触の機会が増える」(原田博人副署長)と署を挙げて後押しした。劇団員は刑事、地域、警備など各課に所属する8人。これまで3回の公演を重ね、出演依頼も舞い込んでいるという。

 「似たような出来事があった場合、私たちの劇を思い出してもらえれば」。交通課巡査部長で劇団長の佐々木佐智子さん(45)は語る。佐々木さんは演出を担当。突発事件発生など勤務の制約で全員がそろうことは限られるが、練習では演技そのものに加え、せりふや動きの「間」も考える。「演技が分かりやすく上手でないと、観客に思いは伝わりません」

 朝倉署管内で今年発生した振り込め詐欺事件の被害総額は680万円。交通事故などを装う架空請求のほか、融資名目で保証金を振り込ませるなど犯行形態は多様だ。「いろんなケースを再現した劇を考えていきたい」と佐々木さん。原田副署長も「子ども向けの交通安全の演劇など、もっとレパートリーを増やして、県警を代表する劇団に育ってほしい」と期待を込める。

2008年11月9日日曜日

「振り込め」防止へ

2008年10月28日

 「あわてずに 言いなりなるな 電話切れ」「どうするの! そんな大金 振り込んで」――。津久見市の「つくみたちばな防犯パトロール隊」の隊長、上杉隆司さん(63)が、振り込め詐欺の被害防止のポイントを標語にまとめた「振り込め詐欺防止七訓」を考えた。

 上杉さんは、津久見署が委嘱する振り込め詐欺被害防止推進員の一人。「振り込め詐欺は、被害者に考える間を与えず、次々と指示するのが特徴。ならば、電話を受けた際に一瞬でも『振り込め詐欺』だと疑えるような標語を浸透させれば、被害を防げるのでは」と七訓を考えた。

 ほかには「携帯に 嘘(うそ)の誘導 取り合うな」「家族にも 一度相談 再確認」「いつ時も うまい話は ありません」などがあり、いずれも振り込め詐欺の手口を思い浮かべながら考えた。

 振り込め詐欺被害防止推進員10人に27日、同署で委嘱状が交付され、金融機関関係者には、上杉さん自筆の七訓の色紙が贈られた。

 南和幸署長は「振り込め詐欺は、容疑者を摘発してもだまし取られた金が返らないケースが多い。水際で防ぐためにも、要点が分かりやすい七訓を広く浸透させたい」と話した。

 県警によると、県内の1~9月の振り込め詐欺被害は120件、約9400万円に上っている。

2008年11月8日土曜日

振り込め詐欺 歌って“撲滅”

2008年10月28日

 府警音楽隊は、振り込め詐欺撲滅を訴える歌を作り、大阪城公園(大阪市中央区)で27日に開いた野外コンサートで初披露した。?今すぐお金を振り込んで 本当にあの声 私の子 少しおかしい 怪しいぞ そんなとき110番――。アップテンポの曲に、注意を呼びかける歌詞を乗せており、訪れた人たちが足を止めて聞き入っていた。

 音楽隊はこれまで、ひったくりや悪質商法の被害防止、交通安全などのテーマでも歌を発表しており、府内で振り込め詐欺の被害が後を絶たないことから、制作を決めた。

 振り込め詐欺の中でも、国税庁の職員を装って税金を返還するなどとうそを言い、ATM(現金自動預け払い機)を操作させる還付金詐欺が急増しており、「年金不安につけ込んで 悪いやつらも考える」「ATMがくせ者です」と注意を促す歌詞も。コンサートでは、歌の披露に先立って隊員が振り込め詐欺の手口を紹介した。

 府警によると、府内の振り込め詐欺の被害総額は、1~9月で約6億2600万円と前年同期の2・5倍。このうち、還付金詐欺の被害額は約1億5700万円で、17・8倍となっている。

2008年11月7日金曜日

道警が劇団結成 振り込め詐欺の手口紹介

2008年10月27日

 ◇振り込め詐欺の手口を寸劇で周知しようと、道警は劇団「安全・安心一座」を結成し、活動を始めた。軽妙なやりとりで観客の笑いを誘いながら、「振り込む前に相談して」と呼びかけている=写真。

 ◇メンバーは生活安全企画課に勤務する45~58歳の警察官5人。勤務後や休日に集まって練習を重ねた。実際の事件を脚色。犯人が被害者をATM(現金自動受払機)コーナーに誘い出し、「税金還付の支払いコードを入力してください」とうそを言って金を振り込ませる手口を表現した。

 ◇座長の西脇貞幸警視は「公演を重ねるたびに座員の息も合ってきた。1件でも多く防ぎたい」と熱を込める。

2008年11月6日木曜日

振り込め詐欺:社保庁装う 大分市内で多発 /大分

2008年10月28日

 大分社会保険事務局は27日、社保庁職員を装った電話による振り込め詐欺(還付金詐欺)が大分市内で今月多発しているとして、注意喚起を呼び掛けた。

 「医療費の還付金を支払う旨のはがきが届いていませんか」「手続きすれば支払えます」などの電話内容といい、同事務局と大分社保事務所に今月問い合わせが12件あり、23日には市内の無職女性(46)が10万円をだまし取られる実害が今年度初めて発生したのを受けた措置。同事務局は「還付金支払いの際、本人の請求がないのに職員が電話連絡することはない。ましてやATM操作を指示することはあり得ない」としている。不審点があれば同事務局097・573・3001。

2008年11月5日水曜日

防ごう 1日ちびっ子ポリス、金融機関を巡回--下市 /奈良

2008年10月28日

 下市町の下市ユートピア保育園の園児4人が「1日ちびっ子ポリス」になり、制服姿で町内4カ所の金融機関を回って振り込め詐欺防止などを訴えた。

 中吉野署であった委嘱式では林慶治署長が「振り込め詐欺って分かるかな。それを防ぐようにお願いしてください」と激励し出発。現在、全国的にお年寄りを狙った新手の振り込め詐欺が続発中。4人は南都銀行下市支店、中京銀行吉野支店、下市郵便局、県農協下市支店を回り、職員に「振り込め詐欺から守ってください」という安全メッセージを読み上げた。待合室の客には防犯の啓発材を配ってアピール。職員や客から「ありがとう」と声を掛けられていた。

2008年11月4日火曜日

IP電話で振り込め詐欺 「03」番号で安心させる狙い

2008年10月27日

 新潟県警に逮捕された振り込め詐欺グループの複数の容疑者が、被害者に電話する際にIP電話を使っていたことが27日、分かった。警察庁によると、振り込め詐欺でIP電話を悪用した事件の摘発は聞いたことがないとしている。

 振り込め詐欺では携帯電話が使用されることが多く、容疑者は「相手を安心させるために『03』で始まる番号のIP電話を使った」と供述しているという。

 逮捕されたのは、東京都大田区の自営業原充博容疑者(30)ら5人で、今月上旬、同県十日町市の女性に電話をかけ、融資保証金名目で現金約3万円をだまし取った疑い。昨年11月から今月まで、少なくとも1億円を稼いでいた。

 県警によると、原容疑者らは8月からIP電話を使用。都内の仲介業者のコンピューターを通じて、NTTの光回線につながるようにしていた。NTTと契約しているのが仲介業者のため、被害者にかけた番号から発信元を特定するのは難しいという。

2008年11月3日月曜日

宇都宮・振り込め詐欺で約100万円被害 /栃木

2008年10月28日

 27日、宇都宮市内の無職、男性(83)が届け出。19日夜に知人を名乗る男から電話があり「携帯電話の番号が変わった」と話した。翌日同じ男から「頼まれて買ったマッサージ機などの代金を払わなければならなくなった。金を貸してほしい」と再び電話があり、男性は同日、銀行窓口から約100万円を振り込んだ。27日、本人に確認して被害に気付いた。(宇都宮南署調べ)

2008年11月2日日曜日

振り込め詐欺、機器調達に「道具屋」介在

2008年10月28日

 IP(インターネット・プロトコル)電話を悪用した振り込め詐欺事件で、県警に逮捕されたグループが、詐欺実行犯などに通帳などを提供する「道具屋」と呼ばれる男から、IP専用電話機を調達していたことが27日、捜査関係者の話でわかった。グループは道具屋に初期費用だけで約100万円を支払ったという。捜査本部は、グループが匿名で利用できる電話は発信元の特定が難しいことに着目して、高額の金を払ったとみている。同本部は28日にもグループのメンバーを再逮捕し、事件の全容解明を進める。

 捜査関係者によると、グループの中心人物だった原充博容疑者(30)らは今年8月、東京都大田区のマンションに拠点を移した後、IP電話を利用するようになった。その際、NTTとIP電話の利用を契約している仲介業者と、実際にやり取りをしたのは「道具屋」と呼ばれる男だった。

 原容疑者らは、この男に保証金として60万円を、専用電話機のレンタル料として7台分で35万円を支払っていた。これとは別に、月々に通話料などとして約100万円を支払っていたという。金の一部が仲介業者に渡っていたとみられる。原容疑者らは「この電話だと、警察にアジトが判明する心配が少なかった」と供述。捜査本部はグループがアジト発覚を逃れようと、高額の金を払ってIP電話を利用したとみている。

 男は、被害者に現金を振り込ませる通帳や、仲間同士でやり取りをするための携帯電話なども調達しており、捜査本部は原容疑者らが振り込め詐欺を行う上で欠かせなかった人物とみて、行方を追っている。

    ◇   ◇    ◇    ◇

 全国で相次ぐ振り込め詐欺による被害は、今年だけでも8月末までに約214億円に上る。昨年同期と比べて4割も多い。被害が増えた背景には、犯人グループの特定、検挙がなかなか進まないという実情がある。

 振り込め詐欺の被害届が出た場合、警察は着信履歴などから犯人が使用した電話番号を割り出す。これを元に大手電話会社に照会するが、偽造免許証で契約された携帯電話だったり、申込者の本人確認をしないで業者が貸し出したレンタル携帯電話だったりするため、実際に電話を使った人間が分からない場合が多い。

 そうした中で、携帯電話の不正利用を防ぐための環境整備が最近進んできた。免許証偽造防止のため、今年度末までに全国で免許証がICカード化され、12月からは携帯電話のレンタル時の本人確認が厳格化される。

 一方で、今回のようなIP電話悪用に対する規制は手付かずのままだ。捜査関係者によれば、詐欺グループは仲介業者から専用電話機を借り、業者名義のIP電話回線を使って通話していた。IP電話の取り扱い業者には本人確認などの法規制はなく、業者がIP電話を貸す行為自体は罪に問えない。

 また、業者のコンピューターとグループの電話機はインターネットでつながっていたが、「電気通信事業法上の通信の秘密があるため、通信履歴を残す必要はない」(総務省)といい、県警が被害者にかかってきた電話の分析から、発信者を突き止めるのは相当困難だったとみられる。

 親子の情や負債を抱えた人間の弱みにつけ込む振り込め詐欺は社会問題だ。卑劣な犯罪行為に対し、行政や関係企業はその対策への責任が問われる。これ以上の被害を出さないために、今回明らかになったIP電話の悪用に対しても何らかの手だてを講じてもらいたい。

2008年11月1日土曜日

行員説得も、66歳女性が振り込め詐欺被害

2008年10月28日

 札幌・手稲署は27日、札幌市手稲区の無職女性(66)が、振り込め詐欺で140万円をだまし取られたと発表した。銀行員が約1時間にわたり「振り込め詐欺だ」と説得したが、聞き入れなかったという。調べでは、23日午後、息子を名乗る男から「おれだけど、会社の金に手を付けた。監査が入るので200万円が必要」と電話があった。24日午前、女性が北海道銀行星置支店の窓口で振り込みを依頼。女性の息子は東京在住なのに、振込先が三重県であることを不審に思った行員が確認を求めたり、振り込まないよう説得したが、女性は「息子が大変なことになる」と応じなかったという。

2008年10月31日金曜日

感謝状:お手柄運転手、振り込め詐欺防ぐ 乗客をATMで説得--加古川署 /兵庫

2008年10月28日

 振り込め詐欺の被害からお年寄りを守ったとして、加古川署(和田順一署長)は27日、加古川タクシー運転手、和田彰義さん(49)=西脇市高田井町=に署長感謝状を贈った。

 署や和田さんによると、9月26日午後1時ごろ、加古川市内で乗せた女性(71)から「社会保険庁から医療費を還付するという電話があった。スーパーのATM(現金自動受払機)まで連れていってほしい」と行き先を告げられた。和田さんは「振り込め詐欺では」と疑い、ATMまで付いていき、携帯電話でやり取りしながらカードの出し入れやボタン操作を始めた女性を説得。振り込む寸前で中断させ、110番通報した。その後の署の調べで、還付金詐欺と断定された。

 和田さんは「4、5年前に、お客さんの振り込め詐欺被害を止められなかった悔しい思いがあったので、良かった。職場の仲間にも注意を呼びかけたい」と話した。和田順一署長も「警戒を厳しくしているが、被害が減らない。一層の協力をお願いしたい」と話している。

 ◇加古川署管内の被害44件3500万円
 加古川署管内では今年に入り、融資保証や架空請求などの振り込め詐欺が44件、被害総額約3500万円(昨年10月末39件、被害総額約2700万円)が発生している。

2008年10月30日木曜日

振り込め詐欺:「自分は大丈夫」7割--県警の被害者アンケート /青森

2008年10月28日

◇「思った以上に巧妙、悪質」

 振り込め詐欺の知識があって「自分は大丈夫」と自信を持っていながら、被害者の多くが事件に巻き込まれている実態が、県警の振り込め詐欺被害者アンケートで浮き彫りになった。県警生活安全企画課は「被害者が思っている以上に、手口が巧妙で悪質なのが分かる」としている。

 アンケートは1~7月、県内の被害者94人を対象に行い、78人が回答した。

 振り込め詐欺を「知っていた」のは74人で、全員が「自分が被害に遭うと考えたことはなかった」と答えた。理由は「自分は大丈夫との自負」が74・3%で、次いで「だまされにくいタイプ」(10・8%)だった。「冷静沈着な性格」「振り込め詐欺の知識が豊富」と回答した人もいた。

 同課によると、今年に入り9月末までの振り込め詐欺の被害者は124人で、被害総額は1億2455万円。昨年同期より47人、5860万円増えた。このままいけば、最大の被害を記録した04年の147人、2億1800万円を超えるとみられ、同課は「心に響く被害対策を強化していきたい」としている。

2008年10月29日水曜日

母子で振り込め詐欺、被害総額2億5000万円 千葉

2008年10月28日

 被害総額約2億5000万円に上る振り込め詐欺事件で、県警は詐欺容疑で、船橋市前貝塚町、中古車販売業、舘(たて)正人容疑者(27)を逮捕した。既に逮捕・起訴されている母親の無職、律子容疑者(49)=同市小室町=とともに現金を引き出す同一グループの「出し子役」を務めていたとみられる。

 調べでは、両容疑者は振り込め詐欺の現金を引き出し、律子容疑者は昨年9~今年6月、千葉と東京、神奈川、埼玉、茨城の5都県で起きた振り込め詐欺の被害金計約2億円を他人名義のキャッシュカードを使い、コンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)などから引き出した。

 律子容疑者は「借金があり、100回以上引き出した」と容疑を認めているが、正人容疑者の関与は否定。正人容疑者も容疑を否認しているという。

2008年10月28日火曜日

振り込め詐欺:「エクスパックで現金送って」 新手に被害、県内で4件 /島根

2008年10月28日

◇注意呼びかけ

 現金自動預払機(ATM)での振り込め詐欺防止のため、警察や金融機関が警戒を強化する中、今年に入り新たな手口として郵便事業の小包サービス「EXPACK(エクスパック)500」を利用した振り込め詐欺が増加している。県内でも既に4件(被害総額約180万円)発生しており、県警では「エクスパックで現金を送るように言われたら振り込め詐欺」と注意を呼びかけている。

 エクスパックは全国一律500円で荷物を送れる厚紙仕様の専用封筒(縦24・8センチ、横34センチ)で、A4サイズの用紙なら250枚入る。あらかじめ郵便局やコンビニエンスストアで購入しておけば、切手をはる必要はなく、ポストに投かんすると原則翌日には配達される。本来は現金や信書を送ることは出来ないが、厚紙で密封された小包のため、中の確認は出来ない。

 エクスパックを使った詐欺の手口として多いのがパソコンや携帯電話の有料サイトの登録料や利用料を実際には使用していないのに請求する架空請求や、融資を持ちかけてその保証金を請求する融資保証金詐欺だ。

 県内では、今年上半期に急増した還付金詐欺は8、9月はゼロだったのに対し、エクスパックを利用した詐欺が8、9月に3件(最高被害額約105万円)発生している。県警生活安全企画課は「エクスパックを販売するコンビニにも一声かけてもらうように協力をお願いしている」と警戒を強めている。

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